吃音ワークショップ 2013 in 東北

・日 時 「2013年 11月2日~4日」

・場 所 「宮城県白石市 白石温泉・薬師の湯」

 

 

 

 



講師は宮城県栗原市築館にある通大寺の金田 諦應(たいおう)住職。
軽トラックに喫茶店道具一式を積み込んで被災地を回る無料の移動式オープンカフェ『カフェ・デ・モンク』を立ち上げ、被災者の声に耳を傾け続けた方です。
和尚がいくつもの被災地を回り、感じた事を語っていたたければと思います。
 
今回のワークショップが復興支援の意味もある事を考え、吃音関係者ではなく、震災語り部の方に講演していただくことになりました。


カフェ・デ・モンクは南は福島県南相馬市、北は岩手県山田町まで、いくつもの被災地で開かれました。開催回数は100回を超え、2013年7月現在、今もなおその活動は続いています。行く先々で、金田住職や仲間のお坊さん(モンク)たちは被災者の様々な文句を聞き、共に悶苦したそうです。


 

「被災した人たちは抱えているものが大きすぎて、答えなんて出せない。黙って手を握るだけのこともある。それでも、お坊さんだからこそ聴ける話もあるはず」

金田住職のお言葉 

はじめに

今回のワークショップは復興支援ということもあり宮城での開催が決定いたしました。今回のワークショップで震災についてもう一度考えていただくとともに、ひとりぼっちで吃音に悩んでいる一人でも多くの人に「一人じゃないよ」というメッセージを伝えたいと思っております。また今回のワークショップを通して、今まで吃音にだけ向けていた視点を、吃音以外のしょうがいや病気など「生きにくさ」を抱えている人や被災地で大変な生活をされている方にも向けていただき、吃音以外の辛さや苦しさについても考えていただくきっかけになればと思っております。今回の吃音ワークショップがお互いを知り、ともに励まし合いながら、みんなで頑張っていこうと思うきっかけになることを願っております。       

宮城言友会一同 

 

プログラム

11月2日(土)午後

 

11月 2日のタイムスケジュールがいくつか変更になりました。

ご注意下さい。

 

12:00~13:00 受付

 

13:00~14:10 ①開会式、②出会いの広場

(変更前 13:00~14:20) 

全国の方との出会いの場です。

 

14:20~15:50 ③講演会  講師:金田諦應氏 (曹洞宗・通大寺住職)

(変更前 14:30~16:00)

詳しくはこのページの上部を参照してください。

 

16:10~16:40 ④マイメッセージ 

吃音についての体験談発表。吃音と私、吃音と言友会、辛かったこと・悔しかったこと・嬉かったこと・楽しかったことなどいろいろな思いがあると思います。全国の人に思いが伝わるようにあなたらしく話してください。発表挑戦者は参加申込書の所定欄にご記入下さい

 

16:40~17:20 ⑤鹿児島から、世界から

(変更前 19:00~19:40)

「鹿児島からみなさまへのメッセージ」

吃音ワークショップ2010in鹿児島から約3年。全言連のバックアップを受けながら、地道な活動を続けてきました。今回、晴れて全言連の一員となる鹿児島から全国の皆様へ送るメッセージです。

 「世界大会の報告」 

6月にオランダで開催された「第10回吃音者世界大会」の報告です。

 

18:30~19:30 夕食

(変更前 18:00~19:00)

 

19:30~21:30 全言連総会

(変更前 20:00~22:00)

 

20:30~23:00 ⑥フリータイム

(変更前 20:00~23:00)

全国の人とたくさんお話できる機会です。

 


11月3日(日)

 

7:00~8:30 朝食

 

9:00~10:00 ⑦演劇公演 (劇団夢言大:東京言友会演劇サークル)

20年前娘の吃音に悩み言友会に入会し芝居を経験しました。その後アマチュア劇団に入団し少し学び言友会の仲間と演劇サークルを作りました。織田みさ穂(歌手)とコラボで上演する際観客が一般の方達だったので、サークルから夢言大としました。夢言大=吃音者でも夢をもって取り組めば無限大に可能性があると信じてます。 

 

10:30~12:30 ⑧分科会Ⅰ 

申込時にご希望の分科会を選択して下さい。

※A),B)の分科会は、内容が午前と午後で継続されます。

 午前のみの参加はできますが、午後のみの参加はできません。

 

A)子どもと親のつどい ~きつおんの子どもたち集まれー!~ 

吃音の子供たちは普段先生やお友達に相談できているでしょうか。誰にも知られたくないと思ってなかなか話すこともできない人も多いのではないですか。同じ悩みを持つ同世代の人と話す機会を作り、普段言えない思いを伝えられる場にしたいです。

 

B)いろいろなしょうがいのつどい

~周りにいる人の「生きにくさを考えよう~ 

あなたが抱えている悩みは他の悩みを抱えている人から見たらどうでしょう?つらいのは自分だけではない、いろいろなしょうがいを持っている人と話すことによって、今まで持っていた悩みに対して考え方が変わるのではないでしょうか。「みんなで視野を広げて一丸となってまた明日から頑張ろう」を目標に進めていきます。

 

C)ことば遊び   

~体験談から詩を!!話すことは、自分から放すことであり、離すこと~

担当:崎原秀樹(鹿児島言友会、東京言友会)

朝起きてから夜寝るまでの営みでぶつかる「関係のなかでの生きにくさ」を動作や表情も含めて表現してみませんか? 外に出してもよい体験の整理を通じて、今ここにいる自分から行き直す。それが詩になります。今年、「まよなかのシャボン玉」を出し、詩作を再開した会員が担当します。

 

D)新世代の認知行動療法

"Acceptance & Commitment Therapy" (ACT) 入門

  ~「新しい」心との付き合い方、体験してみませんか?~  

担当:灰谷知純(東京言友会)

ACTは認知行動療法と呼ばれるものの一つですが、ACTでは、あなたが抱える嫌な考えや感情などが問題であるとはみなしません。むしろACTは、そのようなものがありながらも、あなたが「生きていくこと」そのものをサポートする方法です。行動科学の知見に基づくACTが提案する「新しい」生き方、あなたも体験してみませんか?

 

E)グループカウンセリングを通じた吃音克服  

担当:田原 慎二(東京言友会)

東京言友会カウンセリングサークルで行っている廣瀬カウンセリングを紹介します。理論的な説明を行うだけでなく、実際の教室で行われているグループカウンセリング形式で進める予定です。分科会を通じて、吃音克服に必要な『吃音に関わる刺激とその反応』を自覚してみましょう。

 

12:30~13:40 昼食

 

13:40~15:40 ⑨分科会Ⅱ

 

a)子どもと親のつどい ~きつおんの子どもたち集まれー!~ 

午前からの続きです。午後のみの参加はできません。

 

b)いろいろなしょうがいのつどい

~周りにいる人の「生きにくさを考えよう~ 

午前からの続きです。午後のみの参加はできません。

 

c)演劇 ~『元気の科学』~  担当:高橋良晴(東京言友会) 

人は他人と比べて劣る所があるから苦しみ、もがき、その足りない部分を克服して元気になろうとするが、もがく程に恐怖が大きくなり元気になれません。しかし誰かの為に最大限にやってみようとする時廻りの人たちから勇気を頂いて元気になれるのです。結局元気って人を支えようとする時に自然にわいてくるものなのです。

 

d)吃音者宣言の歴史  担当:岩下道人(全言連)

昭和51年(1976年)に採択された「吃音者宣言」。言友会の会員から、「精神的な支えとなった」という声がある一方、「内容に賛同できない」という声も聞きます。ここで原点に立ち返り、「吃音者宣言」とは何かを、率直に話し合いましょう。

 

e)言友会に元気を! ~地域活動を活性化するためには~  

担当:小山裕之(全言連)

全国には33の言友会がありますが、それぞれ悩みを抱えています。「参加者数の減少、活動のマンネリ化、PR活動の停滞、定着率の低さ、女性や若い会員が少ない。……」 一方では問題を抱えつつも、それを乗り越えて活発に活動している言友会もあります。この分科会では各地の現状を把握した上で、全国の言友会に元気が出るような活動方法について話し合います。

 

 f)社会的支援検討委員会

~社会へ届けたい、我々のメッセージ~ 

担当:松尾久憲(社会的支援検討委員会、千葉言友会)

「社会的支援検討委員会」では、この秋、ISAD(10月22日)に向けて各地での一斉行動を実現し、吃音のことを広くアピールします。また、生きづらさを抱えた人にとって、個人の努力だけでなく、社会の側からの支援や合理的配慮を求めていくことは当たり前のことになっていくでしょう。今後の活動について考えます。

 

 

16:10~17:10 ⑩分科会発表

 

17:20~17:50 ⑪社会的支援検討委員会からの報告   

 

19:00~21:00 懇親会 

全国の人との交流を深めましょう。

 

21:00~23:00 ⑫フリータイム 

思い残しがないように語り合ってください。

 

 

11月4日(月・振替休日)

 

7:00~8:30 朝食

 

9:00~9:30 ⑬応援メッセージ

吃音がない人たちからのメッセージです。明日からまたがんばれー!といった感じでメッセージをお願いします!発表挑戦者は参加申込書の所定欄にご記入下さい。

 

9:50~11:50 ⑭全体で振り返り・感想

3日間どうでしたか?明日からまたみんなでがんばっていきましょう!

参加費

全日程:23,000円
 [参加費に含まれるもの:①~⑭ 2泊5食・フリートーク2回]

部分参加費例

●11月2日~3日(懇親会前まで):13,600円

 [参加費に含まれるもの:①~⑪ 夕食・フリートーク・泊・朝食・昼食]

●11月3日~4日 :12,500円

 [参加費に含まれるもの:⑦~⑭ 昼食・懇親会・フリートーク・泊・朝食]

●11月3日昼間のみ:3,100円

 [参加費に含まれるもの:⑦~⑪ 昼食]

 

その他の部分参加費については、申し込み後に参加確認書でお知らせします。事前に知りたい方はお問い合わせください。

 

※今回、学割はありません。

※小学生は、夕食、宿泊、朝食の実費のみいただきます。

子どもと親のつどい 特別料金について

参加費は大人も子どもも\1,000です。

 

対象者:子ども、親、「ことば教室」の先生

(※言友会会員の方は通常料金です)

特別料金で参加できるプログラム:プログラムNO.⑦~⑪

[演劇公演、分科会Ⅰ・Ⅱ、分科会発表、社会的支援]

分科会は必ず「子どもと親のつどい」になります。

 

上記の⑦~⑪のプログラム以外にも参加を希望される場合は、

特別料金は適用されず全て通常料金になります。

 

⑦~⑪まで全て参加できて\1,000です。

電車などの時間の都合から演劇公演に間に合わない、

または分科会発表の前に帰るなどという場合でも金額は変わりません。

ご了承ください。

最低限、分科会Ⅰと分科会Ⅱには参加してください。

参加申し込み・参加費支払い方法

インターネット受付を、9月10日から、宮城言友会ホームページ、全国言友会連絡協議会ホームページで開始します。または参加申込書に諸事項を記入の上、郵送又はFAXで10月10日(木)必着 お申し込み下さい。(締切日以降も、人数に余裕のある場合は受け付けます、お問い合わせ下さい。)      

お申し込みの後、折り返し「参加のしおり」と参加費の「振り込み用紙」をお送りします。 申込書を送って2週間以内に「参加のしおり」「振り込み用紙」等が届かない場合はお問い合わせ下さい。

10月20日までのキャンセルにつきましては、事務経費を差し引いてお返しいたします。その後のキャンセルにつきましては、お返しできない場合がありますのでご了承ください。

 

インターネットで申し込む方は以下のネット受付のリンクに進んでください。申込サイトに移ります。

 

インターネット受付 参加申込サイト

受付は終了しました。

 

申込時にご記入いただいた個人情報は、

分科会、宿泊時の部屋割り等、ワークショップに関することでのみ使用します。

それ以外では使用いたしませんのでご了承をお願いします。

会場案内・会場までのアクセス

<白石温泉・薬師の湯>

 

〒989-0231

宮城県白石市福岡蔵本薬師堂28−2
TEL:0224-48-1126

 

薬師の湯 ホームページ

 

【公共交通機関をご利用の方】

■飛行機

仙台空港駅から名取駅まで仙台空港アクセス線(仙台行)で名取駅まで12分、名取駅から東北本線(白石行)で白石駅まで34分(運賃総額片道970円)。東北本線白石駅より2.8kmタクシーで約7分、または送迎バス利用。

■「新幹線

東北新幹線白石蔵王駅より4kmタクシーで約10分、または送迎バス利用。

 

【白石駅、白石蔵王駅からのアクセス】

送迎バス(臨時)のご利用ができます(時刻表はこちらです)。集合場所は各駅を出たところにあるタクシー乗り場です。

※途中参加、又は途中でお帰りの方で送迎バスの時間と合わない方は、大変申し訳ありませんが会場と最寄駅の間はタクシーをご利用ください。

※薬師の湯玄関前に市民バス停留所がありますが、土日祝日は運行していません。ご注意ください。

 

【自家用車をご利用の方】

東北自動車道白石インターを出て国道4号線を南に、信号5つ目を左折。白石インターから約8分。

※駐車可能台数は50台ですが、一般のお客様もご利用になるため、駐車場のご利用に制限があります。できるだけ、公共交通機関をご利用いただきますようにお願いします。


 

<薬師の湯 周辺地図>

 

助成金・後援

今大会は「みやぎ生協こ~ぷほっとわ~く助成金」の助成を受けています。

 

下記の団体から後援を頂いております。以下、順不同です。

文部科学省、厚生労働省、(一社)日本言語聴覚士協会、宮城県、

(福)宮城県社会福祉協議会、宮城県言語聴覚士会、山形県言語聴覚士会、

白石市、朝日新聞仙台総局、毎日新聞仙台支局、産経新聞社東北総局、

読売新聞東北総局(申請中) 

NHKは仙台放送局になります。

お問い合わせ

宮城言友会HP       http://miyagi-genyuukai.jimdo.com

全国言友会連絡協議会HP http://jsga.amsstudio.jp/

 

実行委員長と副実行委員長の携帯電話番号と、

郵送先、FAX番号はワークショップ終了に伴い削除しました。